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★みつけばのピアサポーター(およびピアサポート)について★

  • 執筆者の写真: 智美 青木
    智美 青木
  • 11月4日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。

みつけばハウスの現場リーダーの神宮慎之介です。



今日はピアサポーターという聞き馴染みがあるようでない役職(ゆえに誤解を招きやすい概念)について少し書いてみたいと思います。


まず、ピアサポーターというのは、一般的に、「同じ立場の人」といったようなニュアンスで説明されることが多いです。

たとえば、みつけばの場合でいえば、みつけばは発達障害や不登校・ひきこもり等のピアサポート事業ですから、みつけばのピアサポータースタッフにも、発達障害の診断を持っていたり、不登校・ひきこもり経験のある方「」いることは事実です。


ただ、誤解してほしくないのは、みつけばは発達障害の診断があったり、不登校・ひきこもり経験があったりする人「だけ」がピアサポータースタッフをやっているわけではないのです。

よく「みつけばハウスのピアサポーターは全員発達障害の診断を持っている」などといったような誤解をされている方を見かけるのですが、それは事実ではありません。


実際には、(もちろん、発達障害の診断がある人や不登校・ひきこもり経験者の人もスタッフの中にはいますが)なんとなーく既存の場所や集団に馴染めなさを感じている人だったり、現代社会の構造に疑問や問題意識を持っているような人だったり、ちょっと個性が強すぎていわゆる一般社会の中では浮いてしまう(けどみつけばでは抜群な働きをする)人だったりも、みつけばではピアサポーターとして働いています。


また、これは驚かれることが多いのですが、表向きにはピアサポーターを名乗っていますが、実は、臨床心理士や公認心理師、精神保健福祉士、社会福祉士などの資格を持ちながらピアサポーターをやっているスタッフも複数名います。

みつけば外では専門職の仕事をしつつも、そうした外での業務や現場の中で、支援「する」側と「される」側の傾斜関係問題などに疑問を持ったスタッフが、みつけばではピアサポーターとして、利用者さんと関わったりしています。ただ、外向きには、ピアサポーターを名乗ることが多いです(この構造の欺瞞性については僕も問題意識を持っていたりするのですが、それについてはまた今度)。

そういったスタッフは、専門職とピアサポーターとのあいだを、実践的に行ったり来たりすることで、既存の支援の枠組みじたいを相対化してとらえ直そうとしているようです。


というような感じで、ピアサポーターとひとことで言っても、みつけばの場合はスタッフによってさまざまな事情や背景がございます。

こうしたみつけばのピアサポーターの特徴からいえることは、よく言えば、スタッフのタイプのバリエーションを豊富に確保できているといえる反面、悪く言えば、身分が曖昧でいまいち正体が掴みづらい存在としてみつけばのピアサポーターが第3者の目にうつってしまうといったことがあるように思います。

ですが、個人的には、ピアサポーターという存在は、今後ある程度は、社会の中で注目され、必要とされてくるのではないかと思っていたりします。


ピアサポーター(ピアサポート)の意義を社会に広めるためにも、まずは、日本で唯一のピアサポートの事業所とも言われているみつけばハウスが先頭を切って、ピアサポートの有効性を発信していけたらと思っています。

今後も引き続き、今日のようなブログやSNSで率先的に、取り組みを共有していきたいと思っていますので、ぜひぜひ、今後とも、よろしくお願いいたします!

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